
こんにちは!nomiです。
女性活躍推進法の施行やSDGsの定着以降、地方でも管理職や重役に女性を起用する動きは少しずつ増えてきています。
しかし、まだまだその数は少なく、この状況で管理職に就いた女性は、様々な問題に直面します。
そこで今日は、私が実際に管理職時代に感じた、地方の女性管理職を取り巻く問題についてご紹介します。
地方に女性管理職はどれくらいいるの?

男女共同参画局のホームページ『都道府県別全国女性の参画マップ』によると、管理職的職業従事者に占める女性の割合は、最も割合の高い徳島県で約19%、最も割合の低い長野県で約12%となっており、全ての都道府県において20%未満、さらに全体のおよそ3分の2が15%以下であることが分かります。
割合で見ると地域差は大きくないようにも感じますが、そもそも都市部に比べて人口密度が低い地方の場合、女性管理職が身近におらず、情報が拡散しにくい点を考慮すれば、都市部よりも女性管理職登用が進んでいない印象を受けやすいと思います。
日本全体で見ても2割に満たない女性管理職。実際に経験してみると、男性管理職にはない問題が見えてきます。
問題①男性管理職ばかりの環境
私が管理職に就いていたときは、身近に女性管理職はほとんどおらず、関係各所との会議の場でも女性は私一人だけという状況が多々ありました。
もちろん会議の場においては、それぞれの肩書きで出席しているため、男性ばかりの環境で女性が一人でもやりにくさを感じたことはありませんでしたが、イベントの企画会議や打ち合わせなどの際には、トイレ事情や授乳時の配慮、妊婦さんに対しての配慮事項など、女性がこの場にいればもっと早く気づけただろう、ということが多々ありました。
中でも一番困ったのは、関係各所の同等役職の方が集まる会食の席です。男女平等の風潮があるとはいえ、こうした席に女性一人で参加をすると、やはり率先してお酌をしたり、配膳をしなければならないのではないかと感じてしまう自分がいました。
もちろん、そうならないように配慮してくださる男性管理職の方も多かったのですが、文化的な固定観念から肩身の狭さを感じたのだろうと思います。
問題②ロールモデルが身近にいない
女性管理職が最も陥りやすい問題は、「身近にロールモデルがおらず、孤独になってしまうこと」だと思います。
前述の通り、私も周りに女性管理職の方がおらず、自分のライフプランを含めた将来のことや、これからのキャリアプランについて、参考にお話を聞けるロールモデル的な方がいませんでした。
特に、私の場合は女性が多い職場だったため、職員のこれからのライフイベントに合わせた制度の見直しなど、マネジメント面でとても苦労しました。こんなとき、身近に女性管理職の方がいれば、意見や施策を伺って、参考にできただろうと思います。
何より、女性管理職という少数派の立場でモチベーションを保つにあたっても、身近にロールモデルとなってくれる方がいれば、心持ちは違ったのではないかと振り返っています。
問題③結婚・出産に関するアンコンシャス・バイアス
【関連記事】
アンコンシャス・バイアスについては、以前ご紹介していますので、下記をご覧ください。

都心部に比べて平均初婚年齢が若く、未婚率が低い地方では、「結婚はしているか?子供はいるか?」という質問を、かなりの確率で聞かれます。
私の場合は、管理職になったことを同性の友人に話したとき、「結婚するつもりないの?」「子供を産む年齢は気にならないの?」と聞かれたことがあります。
”女性が管理職に就く”=”仕事への意欲が強く、結婚や出産の意思が薄い”
といったアンコンシャス(無意識の)バイアス(偏見)は、年齢や性別に関係なく、特に地方では根強く存在していると感じます。
質問する側には悪気はなく、単に一定の年齢になれば、結婚している人が多く/未婚の人が少ない、管理職は男性が多く/女性は少ない、といったように、多数派側が一般論になってしまっているようです。
まとめ
今回は、私の経験を基に女性管理職を取り巻く問題についてご紹介しました。
まだまだ少数派の女性管理職は、思いがけないところで性別特有の問題に直面します。
これらの問題は、実際に女性管理職に就く方、これから管理職を目指す方だけでなく、女性の管理職登用を進めていく企業側にも知っておいて欲しいことです。
企業側がより本質的な多様性実現に向けて考え、きちんとサポートできる環境で女性管理職が増えて欲しいと願っています。


