移住希望者に伝えておきたい注意点3選

こんにちは!Uターン移住10年目のnomiです。

今回は、これから地方移住を検討している方に知っておいてほしい、注意点3選をご紹介します。

地方に暮らすことはいいことばかりじゃない

コロナ禍により都心部に暮らしていた人の地方移住が進んでいるようです。

総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、東京都では2020年7月から転出超過(転入者より転出者が多い状態)が続いています。

人気の移住地は通勤圏内になり得る埼玉・千葉・神奈川などの周辺都市だそうですが、全国的に地方都市への移住希望者も増えていて、自治体は移住者の獲得に力を入れています。

リモートワークの普及により、都心部のオフィスを手放してフルリモートに切り替える企業も出てきている中、働きざかり世代の地方への関心もこれまで以上に集まって来ています。

移住に関する情報サイト等も数々ありますが、やはり移住促進のためにメリットばかりが目立つように思います。

しかし、地方で暮らすには事前に知っておいてほしい注意点があるのです。

①車がないと生活出来ない

都心に住んでいると電車でどこへでも行けるので車は必要ありませんが、地方に暮らすとなるとそうはいきません。

ちなみに私が住むのは人口5万人未満の地方小都市で、公共交通機関は電車とバスがありますが、電車で2~3時間に一本、バスで1~2時間に1本程度の本数の少なさで、とてもじゃないけど日常の移動手段としては成立していません。

車が無いと生活できない環境にあるワケですが、都心に住んでいると車をもったことが無い人も多いと思います。車の購入費用にフォーカスしがちですが、重くのしかかるのがその維持費です。

車に係る費用でいうと以下のようなものがあります。

※コンパクトカーに乗る私の場合。

  • 購入(新車で約190万円。年ローンで月2~3万円の出費)
  • ガソリン代(移動距離によりますが月に1万円程度)
  • 駐車場代(職場に駐車場がない場合個人契約で月3千円前後かかることがあります)
  • 自動車税(約3万円前後)
  • 任意保険(内容によりますが私の場合月6,500円)
  • 車検(2年に一度10万円前後)
  • 交換代(オイル:年1~2回・1回2,500円程度、バッテリー:3~4年に1回・1万5千円程度、タイヤ:約3年に1回・3万5千円程度)

当然、走行距離や車種によってはこれ以上かかります。

もちろん中古などで初期費用を抑えることも出来ますが、結局車検の回数が増えてトータルで見ると新車と変わらない・・・なんてことも。

やはり軽自動車は人気ですが、最近の軽自動車も新車価格はコンパクトカー以上のものも多かったりします。オプション次第では余裕で200万円以上になることも。

維持費は間違いなく都心にいた頃の交通費より嵩みます。

この点は細かくシミュレーションしておかないと、家計をかなり圧迫してきますので注意が必要です。

②偏った求人情報

Uターンした当時、私が希望していた事務職のほとんどはパート求人で、給料や補償の面で物足りないものばかりでした。これは今もあまり変わらない印象です。

当然都心にいた頃と同じように求人があると思っていたわけではなく、ある程度の覚悟はあったのですが思っていた以上に厳しい状況でした。

これは地方云々ではなく全国的にそうだと思いますが、もっとも多い求人が福祉系です。

特に介護職や看護職などは常に求人があります。男性の場合は工場勤務や配送など体力勝負のものは求人が多い印象です。

もちろん求人サイトなどで募集をしている会社もありますが、地方中小企業の場合、費用を抑えるためにハローワークのみ掲載という会社も多いです。

または知り合いから紹介してもらうという会社も多く、SNSでの求人を行なっている会社もあります。

ここでいうSNSはFacebookがメインです。

最近は下火になってきた印象のあるFacebookですが、移住希望の方なら情報収集の手段としてアカウントを活性化させておくことをお勧めします。

③部落文化に慣れる必要がある

「田舎は人が温かい」

こう聞くと穏やかな人が多く平穏な暮らしが待っているように思えますが、地方には都会にはない部落文化がいまだに根強く残っていると感じています。

私は8年間東京に住んでいましたが、隣の部屋の方には引っ越し当時にご挨拶に伺ったきり会うこともなく、お名前すら憶えていないほど付き合いはありませんでした。

それに比べて地方では民家が集合している場所が多いため、近隣の家族構成などを把握できていれば災害時に役立つというメリットもありますが、家族構成の把握程度で済まないのが田舎の近所付き合いです。

市外・県外から来たと聞けば、なぜ地方に移住してきたのかを根掘り葉掘り聞きたがる人もいます。事実を話していても、憶測が尾をつけて広がることもしばしばです。女性の場合は、結婚しているか、結婚の予定はないのか、はマストで聞かれます。

我が家は在宅中は鍵をかけないのですが、そうするとインターホンを鳴らさずに入ってくるご近所さんもいます。

地域性や人によるところもありますが、

都会暮らしは、物理的距離は近いが心理的距離は遠い

地方暮らしは、物理的距離は遠いが心理的距離は近い

という反対の生活文化があると感じます。

実際に生活してみないとどれくらいかは分かりづらい分、地方で生活を始めてみると心理的な窮屈さを感じて続かない人もいる、ということは覚悟しておきたいところです。

まとめ

今回は、移住希望者に伝えておきたい注意点3選をご紹介しました。

自治体によっては、事前に移住体験ができるプランを用意しているところもあるので、こんなはずじゃなかった•••となる前に一度地域の人とコミュニケーションをとり、生活感を体得しておくことがおすすめです。

プロフィール
このサイトの管理人
川野 美紗子

Local Career Mate 代表
宮崎県在住のキャリアコンサルタント/インターンシップコーディネーター
若年層の女性管理職の経験を基に、地方✖️女性✖️キャリアに関する情報発信やアドバイス、コンサルティング等を行っている。
個人・企業向けキャリアコンサルティング、実践型インターンシップの企業伴走、キャリア教育や人材支援に関する研修講師やファシリテーター、キャリア記事の執筆などを行なっている。

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